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出原ゼミ藤田倫太朗君IVRCで優秀賞

[2007年10月1日]

 2007年9月29日(土)・30日(日)に東京お台場で開催された第15回IVRC2007個人部門東京大会で藤田倫太朗君(経営情報学科3年)が作品名「Popping-Pump」で見事優秀賞を受賞し、岐阜県各務原で行われるIVRC2007全国大会に出展することが決まった。工学系大学院生の出展が多い中での唯一の受賞だった。IVRCとはInternational collegiate Virtual Reality Contestという学生によるバーチャルリアリティのコンテストである。出原ゼミは毎年IVRCに出展し、高い評価を受けている。昨年は別の作品でフランスのラバルバーチャルに招待出展するなど、世界からも注目を集めている。
 藤田君の作品「Popping-Pump」は空気入れを押すと目の前の画面に3次元で表示されている物体が膨らみ、画面を触るとインタラクティブに反応するというもの。物体はパソコンで処理され3次元で表示され、車、蛙、魚と3次元のデジタルデータであれば何でも表示が可能とのこと。空気入れにはモーターが取り付けられ、物体が大きくなると重くなり、物体が割れると軽くなる。空気入れという新しいインターフェースと画面に実際に触って動かせるというインタラクティブ性が評価され、東京大会では小学生の列ができるほど大人気だった。
 11月2日(金)・3日(土)には岐阜県各務原で全国大会に出展する藤田君は今後について「次の目標はフランスのラバルバーチャルへの出展です。そのためには現在の装置の完成度を上げていきたいですね。空気入れというリアルな現象と3次元というバーチャルの世界をつなげることを今後も研究・提案していきたいです」と抱負を語った。

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作品「Popping-Punp」と製作者の藤田君

 

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