卒業生Interview
徹底分析。多摩大の志

新設学部で身につけた主体性で老舗のブランドを強くしていく

profile

2012年3月多摩大学グローバルスタディーズ学部を卒業。株式会社小田原鈴廣に入社。物流課、生産管理課を経て、2016年から流通一課に配属となる。現在は、築地・神奈川を除く関東全域をフィールドに、流通市場やベンダーに向けた営業を担当している。

学生時代に取り組んだこと

開設2年目のグローバルスタディーズ学部に入学しました。学生会も存在せず、学内イベントやクラブ・サークル活動も充実していなかったので、自分たちが主体となってキャンパスライフを作り上げていく、そんな思いに突き動かされた4年間でした。特に夢中で活動したのは、学園祭の運営です。私は初代の実行委員長となり、2年間実行委員長を務めました。企画や広報、スタッフの確保、協賛金の募集など課題は山積みでしたが、明るくポジティブに取り組むうちに、次々と協力してくださる人が現れました。それは学友や大学職員の方だけではなく、地域活性化プロジェクトの一環で藤沢市のイベントに参加したことをきっかけに、近隣商店街の方々から、イベント運営のノウハウを教えていただくようになりました。ここから広がったご縁で藤沢市在住の著名な漫画家であるビッグ錠先生を学園祭にお招きすることができたことも、予想以上の成果でした。 “自分の人生を自分の思い描くものにしたければ、自分が動くしかない”当時の学部長 松林正一 郎教授の「リーダーシップ論」で教わった言葉です。多摩大学で学んだ意義は、まさにこの言葉 を実践できたことだと思います。

学生時代に取り組んだこと

社会人になって想うこと

現在、勤務している株式会社小田原鈴廣は、かまぼこづくりの老舗企業です。営業担当として、さまざまな流通市場と対峙する日々は、多忙ながらも充実しています。その中で強く感じるのは、多摩大学での学びが、確実に今につながっているということ。「世界の食文化」という講義では、商社などで活躍するビジネスパーソンの方々が、ゲスト講師として自身の経験を伝えてくださいました。講師の方々が共通して話されていたのは、相手の状況を徹底的に分析することの重要性です。私の仕事でも、地域によって商品の売れ行きに偏りがあったり、店舗によって大切にしているコンセプトが違ったりします。考え方や文化の多様性に直面したときこそ、大学時代の学びが壁を乗り越えるための礎となっているように思います。流通市場にもIoTの導入が進み、変化の波を肌で感じることが増えてきました。老舗企業でありながら、常に新しいことにチャレンジすることが“鈴廣”の方針。その前線に立ち、文化やトレンドを取り込みながら、“鈴廣”ブランドを強くする存在になりたいと考えています。

社会人になって想うこと

思い出の一枚

商店街のハロウィンイベント
商店街のハロウィンイベント

学園祭実行委員の友人たちとともに、湘南キャンパス近辺の商店街で開催されたハロウィンイベントに参加しました。メイクをしてくれたのは、学園祭運営をきっかけに親交を持つことができた漫画家のビッグ錠先生。その交友関係は現在も続いています。多様な出会いを経験できることは、地域連携を学びに取り入れる多摩大学ならでは。年齢や立場を超えた絆は一生モノの財産です。

コレが私のマストアイテム

“鈴廣”印の営業車
“鈴廣”印の営業車

お客様のことを徹底的に知るためには、お客様のもとを実際に訪れ、話に耳を傾け、空気を感じることが重要。その上で、営業車は欠かすことのできない相棒です。関東のさまざまな地域を飛び回って、走行距離はひと月4,000キロになったことも。メーターを見るたびに、頑張ったな…と実感しています。

  ご登場いただいた方々の所属や肩書きなどは取材当時のものです:このインタビューは2018年2月に実施いたしました

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