卒業生Interview
徹底分析。多摩大の志

誰もが才能を活かせる世界をつくりたい。多摩大学が自分にチャンスをくれたように。

profile

2000年3月多摩大学経営情報学部を卒業、インターシップ先のインターネット関連企業に社員として入社した後、起業の志を実現するため退社。販促デザイン事業、美容健康グッズのEC事業を経て、2005年8月に、ピクスタ株式会社の前身である株式会社オンボードを設立、デジタル素材のマーケットプレイス運営を開始する。2015年9月に東京証券取引所マザーズ市場に上場したピクスタ株式会社の経営者として、時代が求めるサービスの開発に注力している。

学生時代に取り組んだこと

経営者になりたいという漠然とした思いを胸に大学に入ってみたものの、あまり真面目な学生ではなかったがゆえに2回目の1年生として夏休みを送っていたとき、自分に大きな転機が訪れました。一つは、当時親戚が住むイスラエルへ行ったことです。政情不安の中で暮らす人々を目の当たりにし、視野の狭さを思い知りました。もう一つは、イスラエル滞在中に孫正義氏の本を読んだこと。孫氏が大学生にして起業家を志し、大きなビジネスを成功させたことを知って、そのスケールの大きさに心打たれました。この二つの出来事をきっかけに、自分も起業を志してエキサイティングな毎日を過ごしたい、という思いを、改めて強く意識するようになったのです。そこから大きく人生が変わり、前のめりになって勉強に取り組むようになりました。特に没頭したのは、井上宗迪教授の講義です。経済の原理原則と現代ビジネスの実態を解説していただく中に、著名なビジネスパーソンの名前が次々飛び出す井上先生の講義は、まさに「世界に通じる窓口」でした。講義を録音し、自ら週末勉強会を企画するほどにのめり込んだ経験は、現在の知的好奇心や行動力の土台になっていると感じます。

学生時代に取り組んだこと

社会人になって想うこと

起業にチャレンジしたのは、大学4年生の頃でした。学部の友人に助けてもらいながら、ECサイトを開設し、コーヒー豆の販売を始めたのです。大学では金融分野のゼミに参加していましたが、実際に事業をスタートしたことで、学びが一段とリアルなものになりました。多摩大学には、ビジネスパーソンとしてトップレベルの実績を持つ先生が多くいらっしゃいます。経験豊富な先生と深く関わるゼミを通して、ビジネスの頂上を垣間見られたことは、貴重な経験でした。積極的に求めれば、惜しみなく学びのチャンスを与えてくれる。そうした多摩大学のスタンスが、経営者への挑戦を始めた自分に大きな勇気を与えてくれました。そして現在手がけているビジネスは、プロ・アマ問わず幅広い方から投稿されたデジタル素材を低価格で提供する、オンラインマーケットプレイスの運営。あらゆる方が自分の才能を自由に活かせる世界をつくりたい、と考えたのです。多摩大学でも、先生方が自分を含む学生に対して「フラットな機会」を提供していただいたことがありがたかったです。

社会人になって想うこと

思い出の一枚

ゼミ合宿で英国式宿泊施設へ
ゼミ合宿で英国式宿泊施設へ

ゼミの合宿では、英国を再現した国内宿泊施設に行きました。写真は、勉強の合間でビリヤードにチャレンジしたときのもの。金融論や財政論だけでなく、「ビジネス紳士の嗜み」まで教えていただきました。いずれも不慣れな分野でしたが、だからこそ新しい世界が開ける体験は刺激的。自分の幅が広がる豊かな時間を過ごすことができました。

コレが私のマストアイテム

スマートフォンで事業を加速
スマートフォンで事業を加速

モノに執着しない性分ですが、やはりスマートフォンは仕事上欠かすことができません。自社でもスマホ用アプリをリリース。気になる写真やイラストをいつでもどこでも検索できるようになっています。他にも、スマホで撮った写真を売買できるアプリ事業を子会社化するなど、「価値を生む人」と「活かす人」を結ぶサービスを、時代に適応してどんどん進化させていきたいと思います。

  ご登場いただいた方々の所属や肩書きなどは取材当時のものです:このインタビューは2016年10月に実施いたしました

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