多摩大学 現代の志塾

国際交流

TOP 国際交流 経営情報学部留学体験記(派遣)マカオ大学 交換留学

マカオ大学 交換留学
経営情報学部 女 A.J.(2015年度秋学期)

マカオ大学 交換留学

2015年10月30日

マカオに来てから一ヶ月が過ぎました。  

1887年12月1日にいろんな国際原因でマカオはポルトガルの植民地になり、1999年12月20日に中国の領土に返還されました。今のマカオはポルトガル文化に影響を受けたので、中国内陸の文化とは異なります。

マカオ大学の授業は全て英語です。学校の図書館と教学設備は整っていると思います。授業のスタイルは大体ヨーロッパと同じです。今まで経験してきた、マカオ、中国内陸、日本、ヨーロッパの授業の中で、学生の想像力と積極性を重視しているので、ヨーロッパの授業スタイルを気に入っています。

授業と宿題のない時は、経済、政治の本を読んでいます。先月はマカオ国際花火競争大会を見に行きました。それも文化の一つだと思います。来月は国際食べ物競争という大会もあるので、楽しみしています。

マカオの歴史と美しさをもっと理解したいので、先週は文化遺産・文化センター博物館に行きました。1階に中華文化と西洋文化を紹介するコーナーがあって、16世紀にポルトガル人がマカオに占領する前の発展過程、マカオの早期の歴史、中国人とポルトガル人によるマカオでの貿易過程、宗教や文化、その後の数百年間のマカオ文化形成について、二階にはマカオの伝統文化や民間芸術など、昔のマカオの日常生活、特にマカオ人の娯楽、宗教儀式式典と民俗に関する展示があります。三階では、今のマカオ都市の様相と都市生活の特色が紹介され、マカオを題材にした文学作品と芸術品も展示されています。

自分の知識や語学力をもっと増やしたいので、土日も勉強の予定でいっぱいです。マカオ大学で交換留学生として半年間勉強する機会を得ることは生易しいことではないことはよく分かっているし、日本の学校や、マカオ大学に私を推薦してくれた先生や父から私への期待に背くこともできません。自分がどこまでできるか分かりませんが、できるだけがんばろうと思っています。

多くの人は、女性は強くある必要はなく、生活の中で、男性の後ろで支える女性でいいのだと言っていますが、その考え方には私は絶対に絶対、反対です。人の命にはたくさんの意義があふれていて、ごはんを作ったり、子供を育てたり、しとやかに、きれいに夫と手をつなぐことよりもたくさんの意味があります。私は自分の人生の主宰者でありたいです。今の女性は「女権意識」にもっと目覚めるべきだと思います。

私は政治と歴史が好きなので、イギリスの首相マーガレット・サッチャーの一生という本を2回読みました。彼女の父親は地元の町で雑貨店を経営しながら、地方政治にも熱心でした。オックスフォード大学を卒業した彼女は父親の影響を受けたのか、イギリスの保守派の立場には、ある程度の認識と理解があります。マーガレットは「鷹派」、一般的に言うと「右翼」です。彼女の首相在任中、イギリスの経済はかなり発展し、フォークランド諸島戦争でも勝利を得ました。しかし、1990年に地方で新しい税制を実施してからは、国民の支持を得られず、1990年11月に辞職しました。マーガレットの人生は一言で言うなら「絶対に負けない」です。

この精神も現代の女性が学ぶ必要があります。自分のわずかな力で社会に貢献することができるように、私たちが学ぶべきことは多いのです。

世界は広いので、できれば、外国語を身につけて、交換留学に行ったほうがいいと思います。多摩大学の学生は頑張ってください。自分が頑張れば、できないことをできるようになると思います。


ページトップへ