国内大学で初めて「シラバス」を作成したのが多摩大学であることを、ご存知でしたか? それまでは、時間割と簡単な科目説明が配布されただけでしたが、多摩大では「学生との約束」という意味を込めて全講義内容や評価基準をハンドブック化しました。他大学に先駆けて先進的な教育改革を実践してきたのが多摩大です。
PICK UP
シラバスのほんの一部をご紹介
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Global Issues:Wealth and Poverty
Brian J.English教授
これは、学生のアカデミック英語スキルの開発を目的としたコンテンツベースの英語コースです。このコースでは、人権、天然資源へのアクセス、持続可能な開発、環境悪化、難民、児童労働、食品の安全性、水不足など、幅広い世界的な問題を取り上げます。このコースでは、これらの問題が富に住む人々と貧困に住む人々にどのように影響するかを比較対照します。
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地球社会と日本
堂下 恵教授
グローバリゼーションの意義と日本の文化が持つ力について学ぶ。具体的には、グローバリゼーションについての理論や解釈について学び、その後、複数の日本の文化が世界に広がっている事例を深く学ぶ。この科目を通じて、履修者は国内外において日本の文化がどのような形で語られ、共有され、消費され、そして保護されているかを考える。
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国際法と国際機関
新美 潤教授
授業の前半は、国際法の基礎事項、並びに、安全保障、経済等様々な分野における重要な条約について、外交に従事した経験を踏まえ、解説する。後半は、講義の内容に関連したテーマを設定し、グループ討論、もしくは小論文作成を行う。
シラバスって何?
講義などの解説のことをシラバスと言います。
開講される科目について、事前に立てられた講義内容や開講期間中の進度などの計画が記してあります。
学生のみなさんは、開講前にシラバスを見て受講科目を選択することになります。
シラバスは「学生との契約」であると表現されることもあります。