卒業生Interview
徹底分析。多摩大の志

無いなら創れ!の発想でトイレの新職業を創る!

profile

1996年3月多摩大学経営情報学部を卒業。卒論をきっかけにトイレ専門企画会社「アントイレプランナー」を起業。最初はトイレ掃除の修行から開始した。トイレに関する企画・講演・執筆・商品開発・テレビ出演などを行う。1998年からは宮城大学生活指導員に就任。2002年に結婚。3人の子育てをしながら、2009年に日本トイレ協会理事に就任。トイレライター・トイレ評論家などの肩書きももつ。「トイレから地球革命!」を合言葉に、トイレの明るい未来のために邁進している。夢はトイレのデパートを作ること。

学生時代に取り組んだこと

多摩大学への受験を決めたのは高校3年の時。初代学長の野田一夫先生のインタビュー記事にあった「大学は学生の知的好奇心を満たすサービス業だ」という、それまでの大学とは違う斬新なコンセプトに惹かれたからです。入学してからは魅力的なゼミや講義が多く、なかでも、社会に直接役立つ考え方を身に付けさせてくれた、望月照彦教授のゼミには感謝しています。このゼミでは、実際の会社や行政機関から、ある課題を解決するアイディアを発注されたという想定で、数名のチームを「会社」に見立てて競争します。私の「会社」は、プレゼンテーションを行う際に、面白い演出をしようと、コスプレで登壇したこともありました(笑)。今思えば突拍子も無い発想でしたが「新しい考え方を生み出した」と評価されたようです。この「第三者を感動させるには、人と違う発想でなくてはダメだ」という指導が、世界唯一の「トイレ専門企画会社」を創る原動力になりました。

社会人になって想うこと

「アントイレプランナー」を起業したのは、当時、汚くて臭かった駅のトイレがきっかけです。「どうしたら綺麗になるんだろう?そんな仕事はないのか?」と考え始めたら、どんどん発想が広がりました。講義でよく「街の中のすべてが経営学のヒントになる」と聞いていたからかもしれません。そしてトイレと経営学を柱にした卒論を書き、起業へと繋がりました。しかしトイレのことも、ビジネスのことも分からない大学卒業したてのど素人が、いきなり起業だなんて、無謀そのもの。ですが、トイレはまだまだ未開拓の世界だと改めて気付き、「トイレ専門家」という職業を創ってしまおう!と。そんな私に関心を寄せてくださったのが、あの野田一夫初代学長でした。それがきっかけで、宮城大学の生活指導員に抜擢され「キャンパスレンジャー隊」という学生有償ボランティア団体の立ち上げ、トイレ掃除などの指導をしました。そのほか独自の経験や知識が評価され、今では講演や執筆・テレビ出演の依頼が増えました。トイレは誰もが使う大事な空間。トイレの快適化に貢献する新規ビジネスを今後も立ち上げたいです。

思い出の一枚

受験番号「1」の受験票
受験番号「1」の受験票

「多摩大学に絶対に入りたい!」という強い熱意を表すために、受験番号一番を狙いました。そのためには願書の到着が最初でないといけないわけで、地元の郵便局の人に必死に懇願したものです(笑)。その甲斐あってか?運良く見事に受験番号「1」をゲット!その後、入学式で新入生代表挨拶をする大役も仰せ付かりました。この受験票を見る度に、あの興奮がよみがえります。

コレが私のマストアイテム

トイレの写真を収録したスマホ
トイレの写真を収録したスマホ

トイレに関する情報収集には、スマホが欠かせません。
気になるトイレがあると、どこでも撮影。だけど盗撮者に間違えられないか、毎度ヒヤヒヤしています(笑)。スマホにはトイレの写真が3000枚、パソコンには3万枚保存中。トイレと社会の繋がりとその大切さを伝えたいと思い、Facebookでよりすぐりの一枚を「今日のトイレ」として、毎日、連続投稿しています。

  ご登場いただいた方々の所属や肩書きなどは取材当時のものです:このインタビューは2014年12月に実施いたしました

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