卒業生Interview
徹底分析。多摩大の志

やりたいことは学生が主体になって先生を巻き込んでいく。それが多摩大学流の学び方。

profile

2000年多摩大学経営情報学部卒業。その後、プログラマーとして活動し2003年から多摩大学経営情報学部非常勤講師。同じく、専門学校デジタルアーツ東京の非常勤講師も務める。2009年からは多摩大学グローバルスタディーズ学部の非常勤講師。講義中の脱線話がきっかけでプログラミングに興味を持ったという学生も多いとか。

学生時代に取り組んだこと

高校卒業後はゲームソフトのプログラミングの仕事をしていました。ただ仕事を続けていくうちに、ひとりで創ることの限界を感じるようになったと同時に、新しいことをやるにもプログラム知識だけでは足りないことを実感。IT系の人材や起業家を育てる大学として注目を集めていた多摩大学に入学することを決めました。大学では出原ゼミに所属。学生20人くらいで「国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)」に出品するゲームソフトのプログラムに熱中。学校に泊まりながら、ゼミなのかサークルなのか分からない生活を続けていました(笑)。先生と学生の距離が近いのは多摩大学の特徴ですから、分からないことがあれば出原先生にすぐ質問。でももらえるのはヒントだけ。そして苦心の末にようやく完成したのが、今でいうヘッドマウントディスプレイで見るような3Dでリアルタイムの原始時代空間でのゲーム。ネットワーク上で多人数で参加できるゲームソフトの先駆けです。コンテストでは全国2位の成績を収めることもでき、ちょっとした業界の話題をさらいましたね。

社会人になって想うこと

大学にいた頃は、自分が講師をやるとは思ってもいませんでした。きっかけは出原先生からの薦め。ただ、学生時代にティーチングアシスタントの経験もあり、教えることの面白さも知っていたし、何より教えることで自分も勉強になることが素晴らしい。私が学生時代に出原ゼミでIVRC出品作品のプログラムに没頭していたときの仲間たちは、現在はみんなゲーム業界などの第一線で活躍しています。当時は、多摩大学の8期生ということもあって、今に比べて尖がった学生が多かったように思います。何をやるにも学生が主体になって、先生を巻き込んでいく感じでした。それと比べると最近の学生はちょっとおとなしいような気もします。本人が何をやりたいのかがわかっていないのかもしれませんね。専門学校でも講師をやっていますが、目的意識は大学生より高い子もいます。OBとして言わせてもらえば、多摩大学の学生には、いろいろな経験を通して、好きなものを見つけ、その道にどんどん進んでいってほしいと思います。

思い出の一枚

IVRCで全国2位になったゲームソフト
IVRCで全国2位になったゲームソフト

IVRCとは、全国の学生たちが企画・制作したインタラクティブなゲーム作品のコンテスト。この画像は1998年に開催されたIVRC98で全国2位に選ばれた作品の画面です。プレイヤーはバーチャル世界で原始人となって、制限時間以内に食料となるマンモスを狩るというゲームでした。3人まで同時に参加でき、協力プレイやチームに別れての対戦プレイなど、当時としては斬新な機能が満載のゲームでした。

コレが私のマストアイテム

アイデアの源!?マーブルチョコレート
アイデアの源!?マーブルチョコレート

ちょっとした息抜きに欠かせないマストなアイテム。パソコンに向かってずっとプログラムをしているときは、糖分補給で新しいアイデアが浮かんでくることも・・・。趣味の登山や授業前の気合を入れたいときにも必ず食べています。表面がコーティングされ溶けにくく、携帯にも便利なのがロングセラーの秘密かもしれません。子どもの頃から食べているお菓子が変わらずに残っているのが嬉しいですね。

  ご登場いただいた方々の所属や肩書きなどは取材当時のものです:このインタビューは2013年9月に実施いたしました

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